【出展報告】高輪地区まつり2025|雨の中で届いた「合格」の知らせと、土に還るキノコの体験

朝のTAKANAWA GATEWAY CITY。じめっとした天気の中、イベントはスタート。

ヨコハマきのこ大祭の翌週、2025年10月26日(日)。 私たちは「高輪地区まつり」の会場にいました。

あいにく、当日は朝から一日中小雨がぱらつく空模様。 それでも会場である「TAKANAWA GATEWAY CITY」周辺は、地域のお祭りを心待ちにしていた方々の熱意で動いていました。

(素材の可能性を伝える展示・体験ブースとして参加しました)

今回の出展ルールは「物品販売なし」。 そこで私たちは、普段の商品販売とは趣向を変え、キノコから生まれた素材「KINOLI」の本質を伝える実験的なワークショップを行いました。

それは、「KINOLIを土に埋める」という体験。 箱に入れた腐葉土の中にKINOLIを埋め、「本当に土に還る素材であること」を体感していただく試みです。 派手さはありませんが、訪れた方々には、自然循環の一部となるこの素材の面白さをじっくりとお伝えできたのではないかと思います。

腐葉土に混ざるKINOLI。

そんな雨模様の静かなブースで、忘れられない出来事がありました。

あるご家族連れ(ご両親と息子さん)が、私たちを訪ねてきてくださったのです。 お話を伺うと、なんと息子さんの受験の面接で弊社のことを題材にお話しされ、その内容が高く評価されて見事合格されたとのこと!

「どうしても感謝を伝えたくて」

そう言って雨の中、わざわざブースまで足を運んでくださったのです。 その時のご家族の様子が本当に慈愛に満ちていて、見ているこちらまで幸せな気持ちになり、「ああ、素敵なご家族だなあ」と思わず言葉がこぼれてしまうほどでした。

私たちの取り組みが、商品としてだけでなく、こうして次世代の若者の未来に少しでも関われたこと。そしてそれを「合格」という形で報告いただけたこと。 出展者として、これ以上の喜びはありません。

夕方になり、会場のメインステージで盆踊りが始まる頃、私たちのブースも役目を終えました。 販売イベントのような派手な盛り上がりとは違いますが、心に深く残る、温かい時間を過ごすことができました。

足元の悪い中お立ち寄りいただいた皆様、そして嬉しい報告を届けてくださったご家族の皆様、本当にありがとうございました。

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